ブログ紹介
ご訪問ありがとうございます! このフィンランド教育留学ブログは2008年8月末〜2009年5月末のフィンランド留学の様子を記録したものです。その後、北海道大学を卒業して、東京のベンチャー企業にて3年間勤務。現在はカンボジア・プノンペンにて人材紹介企業を経営しております。 なにか質問・依頼・感想などがありましたら、keisuke.kon●gmail.comまでご連絡ください!(仕事を優先させているため、返信がかなり遅れることをご了承ください。)
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2009年02月17日

男女差研究・フィンランドと日本の比較。

男女格差について、質問がありましたので、
フィンランドと日本を比較してみようと思います。


[世界経済フォーラム 男女格差報告]と検索すると、
ランキングがありました。→ここをクリックで見れます。


http://www.weforum.org/pdf/gendergap/rankings2008.pdf

フィンランド:2008年は130カ国中2位。
(ちなみに1位はノルウェー。3位がスウェーデン。)
フィンランドの07年が3位。06年も3位。

日本:2008年は130カ国中98位。07年は91位。06年は80位。
(ちなみに日本の上には、様々な国がいました。
メキシコは97位。カンボジアが94位。
バングラディッシュが90位。ジンバブエが92位。)

ちなみに他の気になる国々はどうかというと、
中国が57位。韓国が108位。インドが118位。


フィンランドが2位で、日本は98位。
けっこうな差がありますね。

***

そして、なんといったって、
フィンランドは2000年から大統領が女性です。
タルヤハロネンさん。

日本の女性衆議院の割合は8.9%(2005年)。
それに対し、フィンランドの2003年総選挙で
当選した女性議員数は200人中74人。(37%)

フィンランドの女性就業率は65.3%。
日本の女性就業率は58.8%。
(両方とも2006年)

***

僕の感覚としてもそんなに男女の違いは、ない気がします。

フィンランド人の友人に聞いてみたところ、
・男女差はない。けど会社によってある所もある。女性はキャリアが連続しないから、連続したキャリアが必要な会社だと男性をとることが多い。

・大学の70%近くは女性じゃないかなー。思春期で勉強したくない男性は、中学卒業後に専門学校へ行く。学部によって差がある。工学系や男性ばかりで、文系は女性が多い。

・育児休暇は女性は1年。男性は2週間ほど。それを女性も男性も同じく、6ヶ月間にしようという案も出ている。

ということでした。

***

■僕の考え。■

過去に「男性は働き、女性は家庭にいる」
という風潮が多かった理由は明確です。

農業や工業などの体力を必要とする仕事が多く、
子どもも多かったので、家庭でもやることが多かった。

それが男性は働き、女性は家庭の仕事をする、
という過去の常識を生んでいたのだと僕は考えます。


しかし、体力で価値を生む工業時代から
頭で価値を生む知業時代に変化してきました。

そして少子化になり、家事をラクにするための機械も
ほとんどの家庭にあるような時代になりました。


男女間の大きな差は「出産をするかどうか」だけです。
別に男性だから頭がいいとか、
女性だから頭がいいとか、
そういう差はあまり大きくありません。

それなのに、
男女の給料格差や、就業機会に差があるのは
おかしいと思います。


国家としての大きな視点で考えると、
これからの高齢少子化時代には、労働力が減ります。
その中で、男女差があるのは、合理的ではないと思います。

男性と女性が両方働けば、
労働力は男性だけ働くのと比べて単純に2倍ですからね。


よって、
男女の差があるのは時代に合っていない。
それに労働力としても効率的ではない。

なので、
政府が出産時のサポートを充実させて、
男女が平等に働けるようにすべきです。


以上が僕の意見でした。

↓けっこうがんばったので、
↓投票よろしくお願いします(笑)


■参考文献
http://ja.wikipedia.org/wiki/タルヤ・ハロネン
http://ja.wikipedia.org/wiki/女性政治家
http://www.stat.fi/ajk/tiedotteet/v2006/tiedote_013_2006-02-21_en.html
http://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/databook/02/058_2-6.pdf


posted by こんけいすけ(フィンランド・教育学部・留学生) at 03:15| Comment(5) | フィンランド教育について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
丁寧に調べてくれててびっくりしました。
ありがとうございます。

コメントが遅くなりました。

やはりフィンランドは男女格差は小さいんですね。
こう言ってはなんですが、イメージ通りです。

男女格差ランキングの順位と他の経済指標を照らし合わせてグラフとか作ってみると、男女格差が国の経済にどう影響するか、みたいなのが分かって面白そうですね。

知価社会と男女格差問題を結びつけて考えているのは面白いと思ったし、まったくその通りだと思います。

他の国を見ていても、国が成熟するにつれて男女格差は小さくなっている印象を受けます。

ちなみにインドが118位という順位は納得です。→インドもまだまだですね。笑
Posted by げげげ at 2009年02月20日 23:01
げげげへ こんです。

どもども。刺激になったみたいで、嬉しいです。


経済指標と組み合わせるのは、おもしろそうだね!

・・・で、いまやってみたら、全然関連が見えなかった(笑)
経済成長してるのは、発展途上国で、
GDPが高いのは、いままでの発展国。

経済の数値だけでは、関連がないのかねー。
「国の成熟」ってなんなんでしょうかねー。

なにか考え・アイディアがあれば、
コメントかメールで教えてね★

俺もおかげで勉強になったよ。
サンキュー!
Posted by こん at 2009年02月21日 07:38
こんばんわ、初めまして。ブログを拝見させていただきました。
今年3月に大学を卒業しました、静岡県出身のNSと申します。

最初に、私は歴史学や社会学を専門的に学んではいません。その上での意見になりますが、両国の違いには国民性も関わっているのではないかと考えられるのですがいかがでしょうか。

国民性が具体的にどういったものかを簡潔に説明することは難しいですが、人間個人のものとは別の、国全体として考えた場合の国の個性、性格といったものが、男女差に限らず、多少なりとも社会の仕組みに関連しているのではないかと思えます。

理論的な意見になっているかどうか分かりませんがどうでしょう。
Posted by NS at 2009年06月02日 21:32
興味深いテーマですので、コメントを書かせていただきますね。フィンランドの大学院でビジネスを学んでいるものです。

コンさんのブログも毎度面白く拝見しています。

おっしゃるとおりフィンランドは男女平等が進んでいます。記載されているとおり、職場や学校での女性の割合を見れば一目瞭然ですね。

離婚率も相当な高さです。女性が男性に経済的に依存していないことも大きな要因と言われてます。良い面と悪い面があります。

また子供に視点になって、産休後にはお母さんといっしょにいない時間ができるわけで、ここでも、良い面と悪い面があるのかもしれませんね。

確かにフィンランドと日本は違うなって暮らしていても感じますね。ただし、どっちが素晴らしいって絶対基準はなく、その社会の良しとする価値観や文化的背景にも強く依存するものだと思います。
Posted by 灘山 at 2009年06月06日 16:23
NSさん、灘山さん、コメントありがとうございます。遅れてしまいすみませんでした。こんです。

国民性についてですが、要は国民性とはどこからきているか、が次の考えるためのステップですよね。国民性というのも存在すると思いますが、どうも解決策につながらない気がして僕はあまり使わないでおこうと思った次第です。

また、灘山さんの言う通り、どっちがいいか悪いか、という絶対基準はないですよね。僕も同感です。しかし、経済面を考えた場合、男性だけ活躍するのと男女共に活躍するのでは、やはり差が出てきます。また昔に比べ少子化になっているので、女性が育児だけではなく仕事に生きがいを持つことは非常に良いことだと僕は思います。

どちらがいまの時代に合っているかというと、やはり男女の差がない方がいいのではないか、というのが僕の意見でした。

コメントありがとうございました。
Posted by こん at 2009年06月21日 02:53
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