ブログ紹介
ご訪問ありがとうございます! このフィンランド教育留学ブログは2008年8月末〜2009年5月末のフィンランド留学の様子を記録したものです。その後、北海道大学を卒業して、東京のベンチャー企業にて3年間勤務。現在はカンボジア・プノンペンにて人材紹介企業を経営しております。 なにか質問・依頼・感想などがありましたら、keisuke.kon●gmail.comまでご連絡ください!(仕事を優先させているため、返信がかなり遅れることをご了承ください。)
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2009年04月09日

ドイツの公文式教室を見学。

ドイツで公文式をしているフックス真理子さんに会いに行く。この方とはあるご縁で知りあい、公文式の教室を見学させてもらえることになったのだ。詳しくはフックスさんの著書『ニッポンの公文、ドイツの教育に出会う』でどうぞ。これは世界学力調査のPISAで日本よりもさらに低い順位だったドイツの反応や、ドイツで公文式をした気付き、日本の教育の良い点、ドイツの教育の良い点、などが書かれていた。内容ぎっしりの良書。オススメです。
ニッポンの公文、ドイツの教育に出会う
フックス 真理子
筑摩書房
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おすすめ度の平均: 4.5
3 ドイツの教育ってどんな?
5 こんな先生が学校にいれば・・
5 単なる教育論ではない
5 読みやすいのに深い!



その日の教室はドイツ人と日本人のこどもが半々くらい。その公文式の教室を5時間ほど見学させてもらった。先生の話を聞いたり、採点を少し手伝ってみたりしながら。そこで気付いたことや知ったことを4点書いておきたい思う。

1つは、ドイツ人の小さな子が1〜50の数字を順番に並べていた。そして数字を読んでいる。14と41とか、23と32を間違ったりしていた。そこでその子の学年を聞いたら、小学校2年生だった。なんか衝撃だった。日本なら小1で、これくらいなら大体みんなできると思う。日本で算数の基礎がきちんとできるって意外とすごいことなのかも。

2つ目は、自立について。日本の子は自分で勉強できる。知識量もすごい。ドイツの子は、指示待ちが多い。公文で自分ひとりで勉強できるのが奇跡に近い光景らしい。しかし、中学や高校になると自立度が逆転する。その理由はドイツは口達者じゃないと生きていけない社会だから、というのが仮説である。日本はなぜ高校生になっても自立できないのだろう?

3つ目は、ドイツは教育産業がなかった。教育にお金をかけない。そんな社会にもかかわらず公文に人が来ているのは、PISAでドイツの人たちが教育に危機感を持ったかららしい。なるほど。でも、ドイツに来るまで「教育産業がない」ということを意識したことがなかった。日本はものすごい数の教育産業がある。ということは教育にお金をかける国だということだろう。ちなみに、大学生が3万とか4万とかの学費に対して、よくデモをやっているらしい。日本人は毎年1万くらいづつ学費が上がってもあまり気付いていない(笑)うーん。

4つ目は、ドイツは階層による格差があるらしく、階層の高い子どもには採点が甘いなんてこともあるということだった。そして最近は移民の子供も増えていて、そういう社会的弱者の子どもたちは点数が低くなりがちなのが現状。そこで公文なら、自主学習でシステマティックな教育なので、自分で勉強すればするほどできるようになる。だから公平な民主主義のもとに勉強できるわけだ。この教室には合計20カ国以上の子どもたちが来ているらしい。僕が行ったときも移民のトルコ系の子供やインド系の子どももがんばって勉強していた。


ドイツ社会に公文の教育はクリティカルな効果があるということを感じた。僕にとっては日本やドイツ、そしてフィンランドの教育も客観的に考えるキッカケになりそうだ。ドイツで公文式、想像していた以上に良い活動である。すごい。


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posted by こんけいすけ(フィンランド・教育学部・留学生) at 21:12| Comment(4) | ヨーロッパ5カ国旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
凄く良い旅をしていますね、次回も楽しみに読ませていただきます。デンマ−クでの事も今と成ればよい勉強でしたよ。世の中まだまだ色々な事が有ります。命が有っただけもうけもの。今の時代、人の命など何とも思っていなのですから。
Posted by やすこの台所。 at 2009年04月10日 15:49
やすこさん こんです。

いやー、本当ですよね。
もう騙されないです!(笑)

その通りだと思います。
旅で一番自信になったことは、
「自分の力で無事に帰ってこれた」
ということでした。
Posted by こん at 2009年04月10日 22:39
この前は返信ありがとうございました

ドイツってしっかりとした教育産業ないんですか・・・なんか驚きです。

いろいろ読んでて面白いです。

またいろいろな話聞かせてください。
Posted by ヤマダシュウイチ at 2009年04月11日 00:48
ヤマダさん こんです。
どうもどうも。

教育産業っていうのは、塾・家庭教師・予備校とかのことですよ。フィンランドもないですよ。学校教育だけで十分という感じです。

教育産業が発展しまくっているのは、日本と韓国くらいではないでしょうか。フィンランド人の友達に「日本は大学に受かるために学校が終わってからも、塾に行く人が多い。」といったら、驚かれましたよ(笑) 大変だねー、みたいな感じで^^
Posted by こん at 2009年04月11日 05:13
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